網走、北見で並行して進んでいる、某商業施設の現場です。
一方は木造で、もう一方は「DL-e工法」という工法を使って設計をしました。
この「DL-e工法」は軽量鉄骨造に近い構造ですが、ユニット化された大幅に工期を短縮することができるという特徴があります。
工期の短縮が利益と直結してくる商業施設では、大きなメリットとなるのではないでしょうか。
建築を建てる上では、ランニングコストよりもイニシャルコストの方に重点を置くクライアントの方が多いです。
建築は建って終わりではなく、大切にされ、修理してもらい、取り壊すという一連の流れが大切です。
建物を使い終わった後、そのまま空き家として放置し続けている建物を目にしますが、使われなくなった建物はみるみるうちに劣化していきます。
そのような建物は景観に悪影響を与えるだけではなく、地震での倒壊などもおこりやすく大変危険です。
簡単なことではないですが、これから作る建築がどうやって使われ、終わりを迎えるか、建物が立った後のことを考えるというのも大切なことではないでしょうか。
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