Information

用途/個人住宅

所在地/北海道清水町

床面積/124㎡

構造/木造二階建て

給気/アースチューブ給気(地熱利用)

暖房/FF式石油ストーブ

設計担当/安田琢朗

Concept

建物が密集した駅前本通りの敷地に、住宅を建てるプロジェクト。

従来の考え方で設計をしていくと、採光が足りずに暗い部屋ができたり、歩行者からの視線が気になることが危惧された。


まず、敷地の事前調査から、敷地南側の建物からの視線は気にならないと判断した(窓はあるがスリガラスのため)ため、採光を確保するために、南面に大きな窓を取り付けた。

一方で、住宅が接する道路は通行者が常に一定数あるため、通り側には窓をほとんど取り付けていない。

内観については、古民家風の住宅が良いとの要望と好みの家具を確認した上で、長く愛して住んでもらえるよう、「現代的な古民家」風としている。


間口の狭い密集地という敷地の弱点を逆手に取り、隣家と塀、当住宅で囲まれた半中庭のようなスペースを作ることで、恵まれた敷地以上に快適に過ごせるような住宅になったと思う。